access art studio という自社レーベルを作り、友達とマーケティング、ブランディングからデザイン、リリースまで全てを自分達でやりはじめ、自分のプロジェクト、プロデュースしたもの併せて半年ほどで8曲をリリースした。
僕は以前はこの世の中には何か大きな大人の力が働いていて、音楽さえよいものを作ればあとはそれになんとか乗ることで上手く行くと考えていたが
たしかにそういうこともあるかもしれないが、どっちにしろ結局他人は他人でしかなく
下手くそでも不器用でもど素人でも全てを自分達で一歩ずつやっていくしかないということに活動16年目にして気がついた。
今回4月の僕のアルバム発売に先駆けたシングル、万葉(Manyou)が自社レーベル8作目めにして初めてSpotify の”fresh finds jazz” プレイリストに掲載され、発売2週間で7500回再生した。
今までプレイリストには何度も入っていて、Hedge HopのHedron とKizanka が10万回ほど、piano solo のProfound silence が8万回ほど回っている。
インディーズのインストとしてはまぁまぁ回っているが、Hedron は黒田卓也さん、Kizanka はKing Gnuの新井くんと作ったのでフィーチャリングアーティストの影響も大きい。
Profound silence が唯一、ピアノソロでBGMで聴きやすいというのもあり、ネームバリューなくプレイリストに入り続け、そこから曲がいいという反応がもらえたので理想的な流れだったが、やはり全てレーベルを通していたのでイマイチ実感がない。
そして上手くいったプロセスがわからないので次に活かす学びがなく、モチベーションも湧きにくい。
色々なレーベルやミュージシャン、担当の人に裏話をきいてどのようなプロセスなのか情報を集めてみた。
それでわかったことは、レーベルがある良さは事務作業を手伝ってくれる人を自分で探さなくてもよいことと、レーベルにもよるがレコーディングにかかる予算を多少出してくれること、(ミックス、レコーディング、デザイナー、フォトグラファーなどの一部)
そして、そのスタッフやプロフェッショナルの人たちを自分で探さなくていいところだろうか。
もちろん大きい会社は宣伝のコネがあり、予算を個人で用意できない規模で組んでくれればもちろん大きなアドバンテージだが、そうでなければ