演奏をしてギャラをもらうという単純な日雇いの状態から徐々に、
自社サブスク、レコーディング、アレンジ、プロデュース、印税契約など、仕事の内容が複雑になってきた。
それにともない、契約内容、税金、法律などをよりきちんとしておく必要性を感じていた。
2、3年ちょこちょこと情報を集め、勉強してきたが今回実現までいきそうなので学んだことをシェアする。
結論を言うと、ミュージシャンとして僕のような活動をしている人はLLCを作るのが最も良いという答えに行き着いた。LLCとは、個人事業主と株式会社の間くらいのイメージの会社だろうか。
僕のメインの仕事はアメリカで、税金もアメリカで払っているためアメリカの会社をつくる。
LLCのメリット
一番大きなメリットは
法的に有限責任になるので、問題が起きた時にビジネス上のトラブルを個人と切り離せることか。
特に自分のバンドで仕事を受けたりプロデュースなどをする場合、契約書を作る場合が多くなってきた。
契約書にサインをする場合は会社の名義でやるのがリスクが低いとのこと。
何か問題が起こった時に、会社にある資産の中で責任をとればよい。
弁護士によるとアメリカでは訴える際には訴えられる全てのものを同時に訴えるのがセオリーなので、LLCで自分の前に身代わりの会社をおいたとしても結局自分個人も訴えられてしまうのだが、個人での責任の範囲はかなり限定的にすることができるだろう。
もちろんLLCの法的な保護を受けるためにはお金の流れに全てLLCの名前や口座を必ず使う必要がある。
なので海外からの印税や著作権、アレンジ料なども全てアメリカのLLCの口座に送ってもらうことになるのでこまごまとした手数料などが何回もかかる。
現在自社サブスクは今日本の口座を登録しているが、メイン口座をアメリカにすると料金がドル基準になってしまうので、日本向けのサービスでも月額がドルによって変動するなどのややこしい仕様になってしまう。
しかしアメリカの会社の口座を日本に作ると”日本支店”という扱いになり法人税がかかってしまうらしいので、その辺はやっていきながら勉強しつつ調整という感じだろうか。
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