アルバムリリース、サポートでヨーロッパツアー、自分の名義でアジアツアーと、かなり攻めたスケジュールとなっているが今のところ転びながらもなんとか大怪我なく進んでいる。
当たり前だが、なにをやるにもリスクがないということはなく、色々なことをやると必ず失敗したり問題が起きたりする。最近気づいたが色々挑戦し続けていくうちに失敗しなくなるのではなく、ただ失敗の仕方がうまくなるだけらしい。
僕は今のところ、問題は結構起きるが、結果なんとなくうまくいくことが多い。その代わり失敗すると大事故、大怪我をする。そういう意味ではまだまだチャレンジの量、失敗の量が足りないなと思う。
もっともっとアホになってたくさんのチャレンジと失敗をして、上手に転べるようになりたいものだ。
最近日本の企業で働く人たちと接することも多く、日本では失敗は許されないと口を揃えていう。
それはかなり無茶な環境だ。僕にとっては、赤ちゃんに一回も転ばずにスタスタ歩けと強要しているように見える。そこは失敗してもなんのペナルティもないアメリカでよかったなと思う。
サポートミュージシャンとリーダーの言い分の違い
ピアニストは、他の楽器に比べると他の人のサポートも自分のグループも両方やりやすい楽器だろう。
今回も自分のグループのツアーの前にサポートとして他のグループのサポートでヨーロッパツアーを回れたのはとても良かった。
いつも他のリーダー達の振る舞いをサポートミュージシャン側から体験できる。
さらに、長いツアーのため、サポートミュージシャンからはツアーに関して不満やグチなどを同じ立場としてこぼされるので、メンバーはみんなどう思っているかも聞くことができるし、
リーダーにはこの後自分のアジアツアーがあると話しているので、リーダーサイドからの大変なことや気をつけるポイントなどを聞ける、とても貴重なツアーになった。
まず1番思ったのはリーダーはやはり孤独な戦いだということ。
パッと見、華やかにみえるがやはり損な役回りというのは間違いないだろう。
バンドメンバー全員の飛行機、ホテル、スケジュール、宣伝、音楽のクオリティ、バンドメンバーの統率、ケア、不測の事態の対処、全ての責任を負う。
サポートミュージシャンには大きく3タイプ