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友達を誘いたくなるライブってどんなものか

2026/10/02 by 泉川貴広

10月の日本ツアーが近づいてきた。


東京のライブはすでに完売した。前回も言ったが、やはり一緒にやるミュージシャンが有名というのは強い。

が、今回も再現性のある集客方法を模索してみる。


大阪の BLUE YARD では、ピアノ1台でトーク&ライブをやる。


前回と同じ場所、同じ編成、同じ月曜日。

テストにはとてもいい環境だろう。前回の宣伝の失敗を踏まえ、どうすれば月曜日に人に来てもらえるかを考えてみた。


一説によると、一つの良い方法に辿り着くまでには2000個のアイディアを出さないといけないらしい。

アイディア一つ一つの質は関係なくて、とにかく量とテストが大事だそうだ。


ということで、ブルーヤードに人が来てくれるアイディアをランダムにたくさん出してみた。


コンセプトカラーを赤に決めて、僕も客席もみんな赤い何かを身につけてくるとか。

秋だから、どんぐりのネックレスやピアスをつけてくるとか。

最初にみんなで炭酸水を飲むとか。

ツアーLINEスタンプを作って、当日同じステッカーを会場に置くとか。


アンケートもとった。

すると「私はオリジナルが聴きたいけど、知り合いを誘うなら、知っている曲を何曲かやる+オリジナルの方が誘いやすい」という意見があった。


つまり、ライブに友達を誘ってみたいが、誘う側にリスクがあるということだ。


音楽も僕のことも知らない人を誘うとき、「どんなのをやるの?」と聞かれても、オリジナルの曲ではうまく説明できない。さらに僕の音楽は抽象的だし、僕自身も何をやっているのか言葉で説明しろといわれても難しい。


なので今回はあえてベタなところに着地した。

秋に聴くジャズスタンダードだ。


ソロということを活かして、トーク&ライブで来てくれた人とコミュニケーションをとりながら演奏する。


月曜日なので、会社や学校帰りの方がほとんどだろう。

ジャズの秋の曲がどんな時代に生まれて、どんな映画に使われてきたのかを話しながら何曲か弾いて、ジャズのことを少しわかった上で、それを土台にしたオリジナルを弾く。


これなら、音楽の知識にも触れられるし、季節も感じられるし、誰かと来ても楽しい時間を共有しやすいし、オリジナルを聴きたい人も聴ける。


音楽でもなんでも、一つのことをずっとやっていると、何が大事なのかが分からなくなってくる。深く知って詳しくなれるが、視野がぐっと狭くなる。


ありきたりなアイデアをたくさん出したあとに、いいものが出てくるというのも納得かもしれない。最初は知っていた簡単なことをいつの間にか忘れてしまっていることも多い。トーク&ライブと秋のスタンダードは新しい人との出会いになるのだろうか。


ツアー情報

  • 10月26日(月)大阪 BLUE YARD:ピアノソロ

  • 10月30日(金)東京 晴れたら空に豆まいて:フルバンド(SOLD OUT)

詳細はこちら https://takahiroizumikawa.com/tour/

1分でわかる新しいジャンルYATARA↓https://youtube.com/shorts/Ks5140LVeVw


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